衣服を洗う場合、吸い込む水分の重みを実感することはよくあります。
厚みの薄い衣服ですら重いと感じるのに、布団のような厚みで水を吸えばどうなるのか...。
布団丸洗い時の重量
布団クリーニングの専門業者である『布団丸洗いの「フレスコ」 』のサイトには、水を吸った際の布団の重さについて以下の用に書かれています。なお、赤字は筆者が入れています。
布団の丸洗いを手作業で行う事は大変な重労働です。 水を吸った布団の重さは8倍にもなります。
布団自体の重量は素材(主に季節で使い分けておられるかとは思いますが)で違いがありますが、例えば1000gなら、水を吸って8倍で「8000g」!
8kgの重量を扱わねばなりません。
洗濯機で回す際には遠心力がプラス
洗濯機概ね円運動のドラムを内蔵しており、洗濯物には遠心力がかかります。
通常の衣服の洗濯でもそれなりに暴れる洗濯機ですが、そこに最終的には8kgもの重量になる洗濯物が入るとなると、暴れ具合が非常に心配です。
洗濯機の内部はそれなりに柔軟に作られており、いきなり壊れるということはないはずですが、それでも負荷はかかります。
そもそもが布団を洗うために作られたわけではありませんから、家庭用の洗濯機でどうにかしようとする場合はある程度覚悟されたほうが良いかもしれません。
「布団を入れた今この瞬間だけ回れば良い」ということではなく、その後も洗濯機を長く使い続けたいならなおさらです。
洗って終わりではない
布団を丸洗いすれば、当然洗濯機からだし、外に持ち出し、干さねばなりません。
洗濯機の脱水機能である程度は水が落ちて軽くなるでしょうが、それでも重いことに変りはなく、物理的に大変です。
濡れた布団の扱いは、大柄な男性以外にはあまりお勧めしたくない作業です。