寝具のハウスダストの影響は、アレルギー性鼻炎を患っている方にとっては大きな影響があります。
分かりにくい方に対して簡単に説明すれば、毎日毎日花粉症に悩まされているような状態です。
常に鼻水が出て目が痒く、花粉の中にいるような状態になっているからです。
眠るために布団に入りますが、その布団の中に極小の細かなゴミが入っているため、鼻炎の原因に常に触れている点を考えれば当然の結果といえます。
慢性的な症状の原因
ハウスダストのよる鼻炎が厄介なのは、その布団を使い続ける限り慢性的な鼻炎に悩まされ続ける点です。
杉など特定の花粉で鼻炎が起こる方の場合は、その花粉飛散時期を過ぎれば快方に向かいます。
原因がなくなるから、という単純な理由ですね。
しかし布団という、毎日、しかも長時間に渡り鼻や口の近くに存在するものがアレルギーの原因となれば、治ることはなく慢性化してしまいます。
花粉症にように一時薬やマスクで耐えれば軽減するということはありません。
特に就寝中は意識的な予防などできませんから、寝相によってはアレルギー源に顔をつっこんでいるのと変わりません。
これでは、永遠に鼻炎が収まることはないでしょう。
悪化の一例:後鼻漏
慢性的な鼻炎は、更に悪い症状を引き起こします。
一例としては、筆者の環すらう後鼻漏(こうびろう)です。
後鼻漏は鼻から分泌される鼻水が多すぎるため、喉の方に流れ落ちてくる症状です。
睡眠中のように横になる姿勢では、かなりの量が喉に流れ落ち、起床時にはそれが感覚として分かるレベルです。
後鼻漏は強い不快感を伴う症状で、口の中に常に鼻水があったり、吐き出しても際限はなく、呼吸も苦しくなる、という厄介なものです。
改善するためには、基本的に鼻炎を止めねばなりません。
喉に垂れてくる鼻水が原因なのですから、単純ながら最も効果的な治療法です。
しかし、寝具のハウスダストによって鼻炎を発症している場合、鼻水は治りません。
薬で抑えることもできるでしょうが、その場合は年中薬付けです。
寝具の洗濯で原因を取除く
慢性的な鼻炎が悪化して後鼻漏になるのですから、そもそもの鼻炎を慢性化させないためにも寝具の洗濯は重要です。
アレルギー性鼻炎の方にとっては、悪化を防ぐため。
アレルギー性鼻炎で無い方には、アレルギー性鼻炎になることを防ぐため。
どのような状態の方であっても、布団の丸洗いによるハウスダストの除去はプラスになります。
現在が大丈夫だからという理由で先延ばしにしても後で困るだけですから、思いついた時や心配になった段階で布団の丸洗いをすることをお勧めします。
レイコップなどの布団用掃除機
布団に掃除機を掛けることで、布団の中のハウスダストはそれなりにとれると思います。
ですが、布団の丸洗いに比べれば当然残ります。
どれほどパワフルでも専門業者が工場で使うレベルの吸引力はあり得ないからです。
慢性的なハウスダストの影響を避けるためには、できるだけもれなくハウスダストを除去した方が良いという点に間違いはないでしょう。
その上で、基本的には日常的な布団の掃除機掛けを面にして、半年に一度程度の布団クリーニングを行うことをお勧めします。
ハウスダストの原因を作り出す生きたダニを室内から完全に締め脱し続けることはできませんから、このようなダニを定期的に除去するという継続的な取り組みが必要です。
布団のクリーニングサービス
布団を丸洗いするクリーニングサービスが気になる方は、下記のリンクより詳細がご覧いただけます。
現時点で、7月や8月などの夏や、10月や11月などの秋、1月や2月の冬など一般的には花粉の時期でもないのに鼻炎が続くという方にはお勧めできます。
薬剤と違い体にデメリットはありませんから、試してみて軽減できるならそれが一番かと思います。
「情報はいいからすぐにでも布団クリーニングを依頼したい!」
という方は、このページ下部にあるリンクから公式サイトのページに移動できますのでご利用ください。