別のページにも書いていますが、布団のダニを退治するのに有効な方法は、主に以下の3つです。
- 週二回以上の布団干し(羽毛布団は外陰干し)
- 週二回以上の頻繁な布団の掃除機掛け
- 半年以内に1回程度の布団丸洗い
このカテゴリーでは、ダニと布団の洗濯に関してより詳しく書いています。
具体的には以下をご覧ください。
- ダニ対策における布団の洗濯効果
ダニ対策のために布団を洗濯する意義と効果。
- ダニ対策における布団洗濯後の布団干し
洗濯後に布団を干すことと、ダニ対策に効果に関して。
- 洗えない布団のダニリスク
洗えない布団の種類とダニリスクを説明しています。
- 防ダニ加工と布団の洗濯
布団の中に潜むダニの正体、繁殖の実態、ダニ退治の方法をご紹介。
掃除機掛けと布団の丸洗い洗濯には効果と役割に違いがありますので、ダニを直接駆除する効果だけを見ずに、ダニ退治に必要な諸々を認識した上での併用をおすすめします。
布団やシーツなどの洗濯頻度に関しましては「寝具(布団)の洗濯頻度」のページをご覧下さい。
また、ダニ対策のための布団の掃除機掛けに関しては「布団のダニ退治と掃除機」をご覧下さい。
布団の中のダニ
洗濯で取除きたいダニは、主に「チリダニ」という種類です。
他の種類のダニももちろんいますがチリダニ比べれば数が少なく、「チリダニ対他のダニ」の比率は「8:2」に及びます。
チリダニは押し入れで繁殖しやすく、その理由は繁殖に適した湿度と温度にあります。
既に書いていますが、布団を洗濯して乾燥が不十分の状態で押し入れに入れた場合、布団の中で生き残ったダニや、押し入れな内のダニが繁殖する絶好の場所となるため、押し入れにしまう際には特に注意してください。
なお、布団のダニに関しては「布団の中のダニと対策の基本」をご覧下さい。
布団を洗濯することの困難さ
通常の布団のダニ対策としては、布団の天日干し(屋外が無理なら室内干し)や掃除機掛けとなり、これはご家庭でも十分実践可能だと思います。
しかし、布団はその大きさや重量から洗濯がし辛く、特に女性が扱うには大変な代物です。
布団が水を吸うと重量が2倍になるともいわれており、布団の洗濯は力仕事以外の何者でもありません。
加えて、ダニの繁殖と湿度(湿気)には重要な関連性があり、できるだけ布団から湿気を取除き、乾燥させておいた方がよいのです。
ご家庭の洗濯機で布団が洗濯できたとしても、その後の乾燥をしっかりと行わないとダニの繁殖を招きかねません。
そのため布団を洗濯したあとは、天日干し(無理なら室内干し)に加えて布団乾燥機のご利用をお勧めします。
自宅で洗える布団も同じ
自宅で洗濯可能な布団でも状況は同じで、洗濯後の乾燥は必要であり必須です。
ただ、普通の布団の比べて自宅で洗える布団は乾燥性能にもすぐれており、簡単にいえば早く乾きます。
乾燥にかける時間や手間が減るため、総じてダニ対策に効果があるといえるでしょう。
洗濯した際の汚れ落ちや傷み具合の軽減なども特徴ではあるとは思いますが、ダニ対策という点においては布団の乾燥性能も重視したいところです。
布団の洗濯は自宅では難しい
思い切って断言すると、自宅で布団の洗濯は難しいと思います。
自宅で洗える布団を購入し、しっかりと必要なこと(乾燥など)を行えば可能ではあります。
可能ではありますが、困難であることに違いはありません。
主婦の方が洗濯に使える時間は限られており、体力にもまた限界があります。
お金がかかるのは確かに困るのですが、布団の洗濯頻度は毎週や毎月という必要がないため、年二回の出費という計算ができます(参考:「寝具(布団)の洗濯頻度」)。
そのため、たまの出費と割り切って、布団クリーニング業者の利用を検討されることをお勧めします。